自律神経の乱れ
自律神経の乱れによる体の不調についてと当院の施術についてお話します。
自律神経の乱れによる体の不調について
ストレス社会によって自分でも知らぬうちにバランスをくずしてしまう自律神経
ご存じの方も多いかとは思いますが、自律神経は交感神経と副交感神経の絶妙なバランスで成り立っています。
自律神経を大きく分ければ次の様になります。
交感神経 | 副交感神経 |
頑張るとき | リラックスするとき |
怒るとき | 笑うとき |
日中は交感神経 | 夜は副交感神経 |
血圧を上げる | 血圧を下げる |
胃や腸の動きを抑える | 胃や腸の動きを活発にする |
このような感じです。本当ははもっとあります。(無意識に調節されているもの)
もちろん日中にも緊張とリラックスはあります。
仕事中でも緊張する場面があれば、ほっとする場面もあります。
重いものをもちあげる時もあれば、その荷物を降ろす時もあります。
非難される時もあれば、賞賛される時もあります。
朝早くにお弁当をつくって送り出し、洗濯物を干して掃除してほっと一息つくとき
人は色んな状況で緊張とリラックスをシーソーの様にバランスをとって健康を維持しています。
では、人はなぜ自律神経の乱れで不調をきたすのか
人の脳はストレスや感情の影響を受け取ります。
そして自律神経は脳に支配されています。
自律神経は内臓をコントロールしています。
ストレス→脳→自律神経→内臓
ストレスがかかるとまず交感神経に偏りがおきます。それが 血圧上昇・動悸・食欲低下 につながり、長期にわたって継続すると疲れやすくなり、組織や粘膜に障害が起こり体調不良から病気を発生してしまいます。
ストレスによって交感神経に偏りがおきた後に、その緊張から体を守る為に副交感神経が働きます。本来は平均を保てると健康な状態なのですが、今度は守りすぎる過剰反応に働き、痛みや腫れ・下痢や吐き気・発熱や咳 などがおこります。
私たちが普段つらいと感じる症状はストレスから体を守ろうと偏りすぎた副交感神経の影響によるもと考えられます。
どうやって自律神経を整えるのか
上に書いた通り緊張が続くと体を守ろうとする反応が働きすぎてしまい正常なバランスをとれなくなってしまいます。
大事なのは適度な興奮とリラックスを体に与えることによって自律神経を整えることです。
次にあげるのは呼吸法です。体や時間に余裕のある方はラジオ体操やウオーキングなどもおすすめします。