今回紹介するのは腰の体操です。腰の体操ですが、腰だけではなく背骨を動かしていくので背骨で表現しています。
日常生活にはいろんなシチュエーションがあります。その場面に合わせた体操をチョイスしてやっていただければと思います。
体操はあまり筋肉を伸ばそうと頑張り過ぎず骨の動きをイメージしながら行ってください。
背骨(せぼね)の曲げ伸ばし
下の図1から図3の体操は背骨を丸めて伸ばすことをイメージしてやって下さい
図1
やり方は鼻から息を吸いながら背骨を伸ばしていき、軽く顔を上げます。口から息を吐きながら背骨を丸めていき、最後は首まで丸めて脱力してください。今度はその位置から息を吸って背骨を伸ばしていきます。それを3~5回繰り返します。
図1の体操は背骨を伸ばす時、肩甲骨が背中の中心によって行くように丸める時は肩甲骨が中心から離れていくように骨の動きを感じて下さい。
図2 図3の体操を行う前の注意点:両方とも最初におしりを後ろに引いて骨盤を立てる様にしてから開始してください。
A B
Aの図は後ろに倒れて腰が丸まっています。 Bの図はおしりを後ろに引き腰が伸びています。
次の体操はBの姿勢から行う方が背骨がより自然と動かすことができます。
図2
やり方は鼻から息を吸いながら背骨を伸ばしていき、軽く顔を上げます。口から息を吐きながら背骨を丸めていき、最後は首まで丸めて脱力してください。
今度はその位置から息を吸って背骨を伸ばしていきます。それを3~5回繰り返します。
背骨を伸ばした姿勢から力を抜いて自然と背骨が丸まる様に意識して下さい。おじぎの様に体を前に倒すと背骨が丸まりません。
図3
やり方図2と同じで鼻から息を吸いながら背骨を伸ばしていき、軽く顔を上げます。口から息を吐きながら背骨を丸めていき、最後は首まで丸めて脱力してください。今度はその位置から息を吸って背骨を伸ばしていきます。それを3~5回繰り返します。
背骨を伸ばした姿勢から力を抜くように自然と背骨が丸まる様に意識して下さい。おじぎする様に体を前に倒すと背骨がうまく丸まりません。
背骨(せぼね)を捻る
下の図1から図3の体操は背骨を絞っていくイメージでやって下さい。捻る動きは筋肉がつりやすいので背骨を捻る体操はできるだけゆっくりと絞っていって下さい。
図1
やり方は鼻から深く息を吸いながら背骨を捻っていき、最後に軽く首まで捻ったら口から息を吐いて脱力します。次に鼻から息を吸いながら正面に戻って息を吐きます。これを左右3~5回程度繰り返します。
身体が捻りにくい人は太ももの外側に手を添えて軽めに行ってください。
図2
やり方はできるだけ両足を外に開いて腰を落とします。つま先も外に向けます。
両手は足が閉じないように太ももの内側に当てます。上半身を支える役目も兼ねています。
次に図2の様に前に右肩を入れるようにします。この時足と腕は支え合っています。
イチロー選手がよくやっていましたよね。
図3
やり方は仰向けになって左足を反対側へ倒します。右手で足を保持し左手は外に伸ばし顔を左に向けます。この姿勢のまま鼻から息を吸い口から吐きます。吐ききったら脱力します。イメージはグニャと力を抜く様にします。これを左右3~5回繰り返します。