大谷鍼灸整骨院の鍼の特徴
大谷鍼灸整骨院の鍼について書いてみようと思います。鍼療法はここ数年メディアでも取り上げられることが増えてきました。
その中で皆様がよく目にする光景は体に数本の鍼をツボに浅く刺してそのまま放置しておく置鍼法(おきばりほう)や経絡治療(けいらくちりょう)といわれる方法です。
当院に初めて来院された患者さんの中で、そのイメージで来られる方は当院の鍼を受けて言われるのが「鍼を刺したままにしないんですか?」と言う質問です。
僕は平成9年に開業したのですが、それ以前は大阪にある”みとうメディカル”の倉岡接骨院で働いていました。
その時の恩師倉岡先生がされていたのが掃骨鍼法(そうこつしんぽう)といわれるもので、経絡治療とはまったく違いました。
いわゆる名人でした。
それは学校では教わる事のない鍼法でした。
押されると痛みを感じる部位に 太めの鍼 を使用し、骨膜の縁に施術点を見いだす。外科的な鍼法でした。
その先生のもとで勉強させていただいたことにより、自然と自分の治療方針としては人の体に触れ、手のひらや指先で感じる筋肉の硬さや張りに対してアプローチすることを重要とするようになりました。
卒業論文ではトリガーポイント鍼療法というものを題材にしました。
今から24年前の話です。
掃骨鍼法とトリガーポイント鍼療法はよく似ていて、違いは鍼の先端をどこに向かわせるかの違いであるのかなと思います。
僕の鍼はこの2つが基礎になっています。
筋肉の硬結(しこり)や張りを指先で触って感じ取りながら、刺鍼ポイント、施術ポイントを探していき、鍼を打っていく。
触りながら気になる部位を「あーここがいたそうだな」、だったりご自身で「そこが痛いです」と教えてもらったりするのには一本の鍼で刺して抜いてを繰り返す方が適しています。
体は人それぞれ違います。大きさであったり、筋肉の付き方であったり、年齢であったり。
大谷の鍼は、同じツボに鍼を刺して置いておくよりも一人ひとり違う場所を探し、鍼を打つ。
深い部位なら太く長い鍼を使って回復を図る。
開業して23年の間にこの施術スタイルに行きつきました。
これが大谷鍼灸整骨院の鍼の特徴です。
当院の施術は血行を促し、酸素と栄養を送り、回復への足掛かりを目的にしています。
首や肩こり、腰痛などの方は是非お試しください。
大谷鍼灸整骨院
tel 079-239-6900