認知行動療法
トリガーポイント研究所の勉強会で議題に上がっていた認知行動について紹介します。「考え方によって身体の回復にどのように変化をもたらすか」というものです。
例えば、体が動かしにくい場合に、「動くと悪くなる」と思うか、「動いた方がいい」と思うか、
この時の考え方や信念を「認知」といいます。
「認知」によって影響をうけるのがこころであり「感情」、からだに起こる現象「生理」、そして「行動」
つまり認知行動療法は「認知」・「感情」・「生理」・「行動」 この4本柱のサイクルで構成されます。
次に見ていただく表はトリガーポイント研究所で配布された資料を使用しています。
例えば、腰が痛いときに
「筋痛なので動く方が良い」と前向きに考えた場合、
それによって動くことに不安がなくなるので実際に動くという行動に移る。
動くことによって「痛みが楽になる」という生理的(身体)変化がおこる。
もう一方で
「動くと腰がずれる」と考えることによって動くことが怖くなり、
恐怖感から動かなくなり、それによって「痛みを出す物質を産み出してしまう」生理的(身体)変化がおこる。
こんな風に、考え方が体の回復に影響を及ぼします。
しかし、短期間に回復するものと長期にわたって回復していくものがあります。
では長期に渡って痛かったり動かしにくい人はどう考えればよいのでしょう?
「以前のような体が取り戻せない」とか「全然痛みが良くならない」とか言った場合です。
なかなか痛みのある時に前向きな考えにならないことも理解できます。
それでも、認知行動していくなかで
「以前はここまでしか動かせなかったのがここまで動くようになった」
「こうした時に痛みを感じたが少しましになっている」
こんな風に少しの回復にも目を向けて下さい。
そうすれば体の生理的変化も大きな回復に向かう一歩を踏み出せると思います!
今回ご紹介したのは、
どういう認識や考えのもと日常生活を送るかによって起こる行動の変化、それに伴う回復の感じ方についてのお話、認知行動療法についてでした。
当院の施術は血行を促し酸素と栄養を送り回復への足掛かりを目的としています。
首や肩こり、腰痛などの方は是非お試しください。
大谷鍼灸整骨院
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